ココ・ファーム・ワイナリー [所在地]栃木県足利市田島町611

野生酵母で醗酵したワインは、少年たちが切り開いた夢の結晶

1950年代のこと、机の前での勉強が苦手な少年たちが、鉛筆を鋤(すき)や鍬(くわ)に持ち替えて、山の急斜面を切り開き600本のぶどうの苗木を植えました。
 凍てついた土を掘り起こし、平均斜度38度のぶどう畑を、重い堆肥を担いで這い昇る。
 1980年代、この急斜面のぶどう畑の谷間で、たわわに実ったぶどうをつぶしワインづくりが始まりました。秋、一房一房大切につみ取り、一粒一粒を選び、醸し、ワインを瓶に詰め、ラベルを貼り・・・・・。自然と共に働く日々は、知恵遅れと呼ばれ続けてきた少年たちを、知らず知らずのうちに寡黙な農夫にかえていきました。
 一年中、空の下。今日もこころみ学園のワイン醸造場、ココ・ファーム・ワイナリーでは、農夫たちがぶどう畑で、醸造場で、一生懸命働いて美味しいワインをつくっています。