堅展実業株式会社 厚岸蒸溜所

北海道厚岸郡厚岸町宮園4丁目109-2

酒造写真

厚岸蒸溜所は圧倒的な大自然の恵みを受けたポテンシャルの高いウイスキー造りを世界に向けて!

洗練された品格漂う風貌で目を引く生粋の東京人、樋田恵一(といたけいいち)氏は堅展実業株式会社社長であり、北海道厚岸郡厚岸町の厚岸蒸溜所のオーナーでもあります。
アイラモルトをこよなく愛し、ついにはこの日本でアイラのようなウイスキーを自ら作りたいとの想いが高じ、場所探しに奔走しました。そして、結果的にここ以外は考えられないと選んだ土地が、北海道の厚岸(あっけし)町でした。
ラムサール条約(水鳥湿地保全条約)にも登録されている別寒辺牛湿原(べかんべうししつげん)に隣接する土地のピート層を掘り出し、発泡スチロールを敷き詰めて作った基礎(コロンブス工法)の上に建てられた蒸溜所です。 まさにピート湿原に浮かぶ蒸溜所と言えます。

蒸溜所の周辺にはエゾ鹿の家族も訪れます。町内には希にヒグマも出没し、湿原や厚岸湖にはタンチョウヅルやオジロワシなども羽根を休めています。
特筆すべきは、水源のホマカイ川(尾幌川上流域)。まさにスコットランドのごとくピート層を通って湧き出たその水は茶褐色をしているのです。同時に、近い将来には、厚岸湾の影響を受けた、海藻を含む海ピートと、内陸の牧場が広がる高層湿原地帯の山ピートの2つの個性を持つピートを使用し、自家製のピーテドモルトも製造する予定なのです。ピートと一言で言っても、1mm堆積するのに1年もかかるとの説もあります。植物や海藻が完全に分解しない状態で堆積するため、非常に繊維質の多い土なのです。それを1メートルほど切り出し、数カ月乾燥させます。(ピートは80%が水分)一度発火すると、大量の煙を発生し、長時間燃え続けます。泥炭層の山火事がなかなか消えないのはこのためです。ピートを使った発電所も世界には存在しますが、今は資源保護の観点から、使用は厳しく管理されています。
まさに大地の恵み(歴史的遺産)を贅沢に使わせて頂くのがピーテドモルトウイスキーなのです。
厚岸の夏は最高25度前後、真冬は氷点下20度前後に達することもあり、寒冷地でありながら大きな寒暖差があります。これはアイラ島などのスコットランドには無い日本ならではの気候です。この寒冷低温帯での寒暖差こそ、本州や九州の蒸留所には無い北海道厚岸の大きな特徴です。
アザラシの生息する大黒島付近の荒波で昆布漁をする小船が、レースさながらのスピードで波を跳ねる様は大迫力です。そんな厚岸湾のミネラルを含んだ海霧が、勢いよく空を駆ける風景はまさに映像美の世界。その霧が熟成庫に降り注ぎます。この湿潤な気候が旨い原酒の熟成に欠かせません。 そして、厚岸町内での大麦の生産も始まっています。同じく町内の森林での樹齢200年を優に超えるミズナラの試験的伐採も北海道庁森林室のお墨付きで、着実に進んでいます。

厚岸産大麦、厚岸産ピートとピート層を通った水源、厚岸産水楢樽、厚岸湾の海霧に包まれる熟成庫、それらすべてを使用した厚岸産モルトウイスキーを、蒸溜所では、“AKKESHI ALL STAR(S)”と呼んでいます。

このように、厚岸蒸溜所は圧倒的な大自然の恵みを受けたポテンシャルの高いウイスキー造りを世界に向けて発信して参ります。

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