夫婦二人で営む自然にこだわったワイナリ－

2013年、余市ワイン特区制度活用1号ワイナリ－としてリタファ－ム＆ワイナリーが誕生しました。
余市町で３番目の夫婦二人で営む小さなワイナリーです。

リタファーム＆ワイナリーの菅原由利子さんの前職はワインの輸入を担当するインポーターです。
由利子さんは仕事でフランスのワイナリーを訪ね歩くうちに、家族でブドウ栽培から醸造まで行うワイナリーの文化が根づいている。手摘みのブドウを搾り、できるだけ機械に頼らない。そんな昔ながらの伝統を守り、ワインづくりをしながら生き生きと暮らす人々の姿に憧れ、また、飲んだ後に体調が悪くならないナチュラルワインとの出会いや、伝統的な製法でつくられたシャンパーニュに惚れてました。

リタファームは、1998年に由利子さんの母親が始めた農場。「母の実家がもともと果樹農家で、最初は母を手伝うため、時々札幌から通う程度。余市でワイナリーを始めるつもりはなかった。

しかし、国内有数のブドウ産地といえば、山梨県や長野県だが、シャンパーニュのような「泡もの」なら、北海道の方が向いていると由紀子さんは考えた。道内では発酵途中に除酸するワイナリーが多い中、硬い酸を生かす道を選んだのだ。しかも、余市ならブドウの味を薄めてしまう雨も少ない。見慣れたブドウ畑が自分たちの最適地と気づき、ご主人の誠人さんと定住を決めました。

専用品種のワインは全て、自社畑産ブドウ100％のドメーヌワイナリー。野生酵母による自然発酵で可能な限り自然に逆らわない醸造を実践しています。瓶内二次発酵ワインにおいても同様に野生酵母を使い自然発酵させています。